河川敷で育ったモテさんは、生後11ヶ月ほどで子ねこを4匹産み母となり、小さな体で必死に子育てをしていました。
モテさんが子ねこの時からご飯をあげて見守ってきた方が、子育てを頑張ってはいるが、母猫がガリガリに痩せ細っている、何とか保護することは出来ないだろうかという一報から捕獲作戦が始まりました。
一週間ほどかかってやっと保護できたのです。
ある一人の女性が不思議な夢を見ます。
彼女の実家にいた美しく賢いイヴさんという猫は、彼女の姉のような存在。
人見知りが激しく、特に男の人を警戒するイヴさんが唯一心を許した男性は、今では彼女の婚約者です。
イヴさんは23年間、彼女と共に過ごし、長寿を全うされました。
長生きし、思い出が山のようにあり、だからこそ大切な家族を失い、心はがらんどうになってしまうのです。
そうして3年の月日が経ちました。
独立し、婚約をきっかけにして、里親さんになりたい気持ちが出てきます。
猫さんを幸せにする事がイヴも喜ぶのではないか、いつまでも泣いていては悲しむのではないかという思いです。
彼女の気持ちが率直に綴られたメールには、こう書かれていました。
モテちゃんのちょうど引き取った日付を見ると、
イヴが夢の中で子供を産んだ日で、
運命を感じていました。
もう「運命」としか呼びようのない出会いというのは、こうやってふいに訪れるものなのですね。
沢山の保護猫がいる中で。本当に不思議です。
モテさんは「夏」
そして彼女が産んだ子ねこは「小夏」と名付けられ、現在トライアル中です。
お届けに上がった際、イヴさんの写真を見せていただきました。
きれいなアビシニアンで、モテさんと顔立ちがよく似ています。
モテさんは外の暮らししか知らない猫なので、環境の変化にことさら敏感です。
続く夜泣きや粗相に悩まされながらも、お二人で工夫され、母猫とその娘を見守り続けてくれています。
先日届いたこの写真を見て、思わず落涙しそうになりました。
夏っちゃんと小夏っちゃんはまぎれもなく親子である、本当に首の角度まで同じだったからです。

どうかこのご縁が、固く結ばれますように。
そしてまた、次のご縁を呼び込んでくれますように。
新しい家族が迎えに来てくれるのを待っている猫たちが、沢山います。
どうぞよろしくお願いいたします。
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